帯と着物のザ・ゴールド発寒店キャシです。
みなさんはどんな宝石が好きですか?
今回はダイヤモンドの4Cについてお話したいと思います。
ルビーやアレキサンドライトなどの色石については鑑別書
ダイヤモンドだけは鑑定書(石の品位を表す)ものがつけられます。
ダイヤモンドは、「輝き」が重要で、光の反射があればあるほど「良い石」とされています。
4Cとダイヤモンド その判断方法には4つの基準があります。
カラット(重さ)
カラー(色)
クラリティー(透明度)
カット(技術加工)
4つの頭文字を取って「4C」です。
国際的なダイヤモンド鑑定機関「GIA(米国宝石学会)」が定めたもので、
世界共通の基準です。
この4Cのグレードが高いものは、美しいという印象を与えるダイヤモンドとされています。
今回はカラット(重さ)とカラー(色)についてお話します。
カラット(重さ)について
ダイヤモンドの重さの単位をあらわし、1カラット0.2gに相当します。
語源はBC500~BC600年頃インドのドラヴィダ人がダイヤモンドを計る豆
実際その豆一粒の重さはほぼ0.2gということで、その豆の値を取っても均質であることが、
目方を量る錘に非常に適していたとされています。
今日使用されている1カラット0.2gという定義がこんなに古い時代の名残を留めているというのは、
ダイヤモンドと人との関わりの深さ、歴史を感じさせてくれます。
イナゴ豆の重さがほぼ0.2gとそろっていたことから、宝石類の重さを量るのに丁度良く、
宝石トレーダーは天秤の分銅として小さくて均一な豆を使用していました。
現在その名残から、1ctは0.2gとされています。
カラー(色)について
無色を筆頭に、徐々に黄色を帯びていくのがダイヤモンドの色の特徴です。
無色のものほど光を通過させ、ダイヤモンド特有の虹色の輝きを放ちます。
GIAのカラーグレードスケールは23段階あり、最上級格付けの無色を表すDから始まり、
最後のZに近づくほど色味が増していきます。
Zよりも濃い色味のダイヤモンドは等級外となり4Cに基づく鑑定書の発行対象外となります。
無色 : D〜F
ほぼ無色G〜J
かすかに黄色K~M
非常に明るい黄色N~R
明るい黄色S~Z
ご自身が持っているダイヤモンドがどのクラスであるか?
鑑定書があれば、照らし合わせるのもいいですね・・・
次回はクラリティとカットについてお話したいと思います。