帯と着物のザ・ゴールド飯田上郷店のバージルです。
今日は時計の内部機構(ムーブメント)についてです!
時計のムーブメントは、大きく分けて機械式と電池式の2つに分かれます。
機械式は、自動巻きか手巻きがほとんどですね。
電池式は、普通のクォーツ電池式からソーラー電波式など、様々な種類があります。
では音叉式時計をご存知でしょうか。
昔オメガでも使用されたことのある、音叉共鳴振動を利用して動く時計です。
音叉共鳴を利用しているので、耳に近づけると「キーン」と音が鳴っているのが聞こえます。
今ではほとんど見る機会はなくなりました。
時計好きの方は知っているかも知れません。
音叉式時計で最も有名なメーカーはスイスの「ブローバ社」です。
1960年代、機械式時計が主流の中、スイスのブローバ社は音叉式時計「アキュトロン」を開発しました。
当時、機械式時計は1ヶ月の誤差が5分以上出てしまうのが普通でした。
そんな中、アキュトロンは誤差1分以内という正確さで話題になりました。
ところが1970年代、我らが日本のセイコー社が、初のクォーツ電池式時計を発表。
月の誤差数秒という驚異的で圧倒的な正確さで、時計業界は騒然。
後の「クォーツショック」と呼ばれる大事件になりました。
どの時計メーカーにとっても、かなりの打撃だったそうです。
当然その影響はブローバ社にも降りかかります。
正確さで圧倒的な差をつけられた音叉式時計は、クォーツ時計の陰に埋もれ、
ひっそりと姿を消していきました。
現在、持っている方はかなり少ないことでしょう・・・。
手巻き時計の「カチカチカチ・・・・」という音がたまらない方は少なからずおられるかと思いますが、
音叉の「キーン」という音もなかなかにいいですよ。
つい何度も耳を近付けてしまいます。
ちなみにですがブローバ社、2008年に買収され、現在はシチズン傘下のメーカーとなっております。
日本のメーカーの傘下とは驚きですね!
ちなみにシチズンは、この技術を利用して音叉式時計を発表しました。
日本製の音叉式時計もいいかもしれませんね。
気になった方がおられましたら、是非ご購入されてみてください。
飯田上郷店のバージルでした!
-・-・-・-・-・-
帯と着物のザ・ゴールド飯田上郷店
〒395-0002長野県飯田市上郷飯沼2222-1
TEL/FAX:0265-48-0811
〔営業時間〕10:00~18:00/年中無休(年末年始除く)
飯田上郷店トップページ
ブログ