骨董買取のザ・ゴールド西条店のキャサリンです。
買取りの経緯
誰も使わないからと外商買取をご予約いただきました。
買取りのポイント
出張買取でご成約いただきました。
掛け軸について
掛軸とは、書や東洋画を裂(きれ)や紙で表装したものです。日本では床の間などに掛けて鑑賞し、「床掛け」と言われることもあります。後述のように、掛け軸と同様な方法で保管・鑑賞される書画は中国美術に古来存在します。 仏教を広めるための道具として日本に流入した後、日本の文化と融合し、室内装飾で重要な役割を果たしています。「床掛け」に近い掛軸としては、茶道の茶室内で用いる禅語などを書いた、やや細い「茶掛け」があります。それ以外では、仏壇の中で使う「仏掛け」があり、本尊や脇侍の絵像が描かれていたり、名号・法名軸に仕立てられたりしています。 現代においても、昔の掛け軸が文化財として保護・展示されていたり、骨董として収集・売買されたり、肉筆や印刷で新たに制作されたりしています。 日本では、すでに飛鳥時代に掛軸が仏画として入ってきていますが、鎌倉時代後期に禅宗の影響による水墨画の流行から掛軸も流行していきました。この流行により、掛軸は「掛けて拝する」仏教仏画の世界から、花鳥風月の水墨画など独立した芸術品をさらによく見せる補完品として発達していきました。室町時代以降、「茶の湯」の席で座敷の「床の間」にも水墨画の掛軸が多く見られるようになりました。千利休が掛軸の重要性を言葉にするようになると、茶を愛する人達により掛軸が爆発的に流行するようになりました。来客者、季節、昼夜の時間を考慮して掛軸を取り替える習慣が生まれました。来賓時、その場面の格式などを掛軸で表現することが重要視される考え方が生まれました。真の(さらに真、行、草)、行の(さらに真、行、草)、草の(さらに行、草)などです。 現在は非常に質の高い作品を身近に楽しめるだけの環境が整っています。掛軸は日本が誇れる伝統と文化のひとつを担っています。一般家庭における床の間は、家族の心の拠り所であり、ご来訪のお客様をもてなす大事な場所だとされます。掛軸は、家主の思いを来客に伝え、先人の想いを子孫に伝え、また、日本人の長い歴史に培われた「美」を表現する大切なお道具となりました。
最後に
使っていないお品物はございませんか? ザ・ゴールドではいつでも無料査定致します。