帯と着物の買取のザ・ゴールド西条店のキャサリンです。
買取の経緯
店頭でご成約いただきました。
買取のポイント
もう着物を着られる機会がないとのことで、ご成約いただけました。
帯について
帯の始まりはおそらく衣類自体より古く、初発的形態としては裸体に腰紐のみを巻き、そこに狩猟で用いる道具を挿していたことにはじまりました。これはいわゆる未開社会で見られます。
前開きの上着に対して帯は原理的には必須ではなく、ガウンなどのように、脇の部分に結ぶための紐を備えることで、開かないようにできます。
道具(ことに武器)を装用するための機能としては、たとえば日本刀において、打刀は腰に差す形で携行されていた例などが挙げられます。もとより日本語では「帯びる」というように、それは身体の最も近いところに置くことです。また漢語に於いても同様で、「携帯する」という語には既に、帯という字が含まれています。
服飾史においては、帯は「帯びる」「止める」よりも「飾る」機能の発揮によって様々なものが現れてきました。上半身と下半身を分かつ一本のラインとなり、トータルコーディネートの上での重要なアクセントです。ことに和服の帯のように幅広のものは、意匠を凝らす余地が存分にあることから、様々な模様が与えられ、実際的な機能を離れ鑑賞用になることもあります。
帯は江戸時代初期までは幅10cm程度の細い物でした。紐が使われることもありました。平和な時代が長期に渡り、また華美を競う風潮と相まって女性の帯は時代が下がるごとに長大化が進みました。
現代の着物の着付けでは、ほとんどの場合あらかじめ腰部分を紐やコーリンベルトで縛って固定した上から帯を巻くため、帯の目的はもっぱら装飾です。
最後に
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