こんにちは!貴金属・時計・ブランド買取のザ・ゴールド札幌狸小路3丁目店のぶたたまです。
本日は、カルティエ時計で、知っていると接客に使えるかなという豆知識をご紹介いたします。
一つ目は、
意外と有名ながら、カルティエ時計の所有者でもご存知ない人も多い、カルティエの「マイクロ文字」
これは元々70年代後半頃に、カルティエが偽造防止の為に、文字盤に当時の最新技術で偽造が難しい、
この「マイクロ文字」を入れたのが始まりと言われております。当時の偽造屋には、そこまで細かい技術が
なく、一定の効果はあったそうです。現代でこそコピー時計と言えばロレックス、フランクミュラー、
パネライ、ウブロ等が多いですが、80年代頃は圧倒的にカルティエが多かったそうで、カルティエ側の
苦肉の策だったと推測出来ます。
このように入っています!
一応法則上はメンズは7時位置のⅦ部分、レディースは10時位置のⅩ部分と言われてますが、
カリブル・ドゥ・カルティエは、メンズモデルながらバーインデックスの関係などから10時位置に
ついています。例外もございますので、気を付けて探してみてください。
2つ目は、
カルティエ時計の代表的な特徴でもある、リューズ部分が宝石によって装飾されている事です。
さすが、老舗の宝飾ブランドといった特徴ですが、主にサファイヤやスピネルという種類の宝石が
使用されています。モデルによって石を使い分けているようですが、法則は定かではありません。
サファイヤはモース硬度9、スピネルはモース硬度8と、スピネルの方が若干柔らかい石です。
モデルにより、リューズの石の形が、丸かったり、少し平らだったり、尖ったデザインだったりと、
多様なデザインがあるので、柔らかいスピネルの方が、多く使用されているように感じます。
金無垢などの高額商品に、サファイヤが使用されている事が多いような気がします。
見た目で、サファイヤかスピネルを判断する事は難しいです。知りたい方はカルティエHP等で
調べるか、または、ブティックに直接問い合わせる事をお勧めします。
画像スピネル
画像サファイヤ
ちなみにサファイヤは、コランダム(鋼玉)の一種で、コランダムには、他に赤い色のルビーも
ありますが、同じコランダムの一種です。青色コランダムは、一般的には「サファイヤ」、
赤色コランダムは「ルビー」と色で呼称が変わります。ただし、赤色のコランダムは「ルビー」と
別名称がありますが、赤色以外はまとめて「サファイヤ」として呼称することもありますから、
青色であることを明示する場合は、「ブルーサファイヤ」と色を呼ぶ事が多いです。他に色の違いで、
ホワイトサファイヤや、イエローサファイヤ等もあります。ブルースピネルは、青色のスピネル(尖晶石)
ということで、コランダムとは違い、色の違いでルビーのような別の名称とはせず、全てにスピネル
という言い回しが使われるのも特徴です。なので、ピンクスピネル、レッドスピネル、ブルースピネル、
ブラックスピネルと言った感じで呼称されます。
査定を行う上で、このリューズのサファイヤ・スピネル部分の傷や欠けには注意が必要です。
ガラスなどよりは強いモース硬度ですが、使用でぶつけると傷、欠けが出やすい部分です。
時計本体の状態に気が向きがちですが、ルーペでしっかりと確認する事をお勧めします。
ここを見落とすと全体は綺麗だけどリューズだけガタガタのお品物を高値で買取ってしまいます。
最後に、
カルティエの腕時計は、実用性を備えた優雅、優美、機能美など、さまざまな言葉で称えられ、
いかなるスタイル、シーンにも合わせることができると言われています。カルティエの腕時計は
世界から絶大な人気を集め、他の追従を許さない数ランク上のデザイン、多様性を備えています。
老舗ジュエリーブランドの特徴を活かした腕時計モデルが多数存在し、数あるブランドの中でも
今なお存在感を放っています。時計購入で、どのブランドにしようか悩まれている方は、
このカルティエも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?