ルイ・ヴィトンといえばモノグラム。そういったイメージのある方はたくさんいらっしゃると思います。
実際売上の6割はモノグラムだといわれています。
そんなモノグラム実は、日本の家紋の文化に触発され作られたというのはかなり一般的な話で、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、モノグラムが発売されたのは1896年日本は明治29年です。
さて、一体何がきっかけで日本の文化にフランスのルイ・ヴィトン社は触れたのでしょう。
ルイ・ヴィトンといえば日本ではもちろん、世界でも有名なハイエンドブランド。 そんなヴィトンを象徴する有名なデザインといえば「モノグラム柄」や「ダミエ柄」などがあげられます。街中でも見かける機会の多い柄ですよね。
実はそんなヴィトンの柄と「日本」は深いつながりがある事がご存知でしょうか?
「でもなぜフランスのヴィトンに日本が関わるの?」 という疑問が浮かびますが、それは1878年にパリで行われた万国博覧会が大きく影響しています。
そこには日本も参加をしていました。そしてそこで、日本庭園や工芸品など日本の美しく繊細な文化を目の当たりにしたヨーロッパの人々はたちまち日本文化の虜になり、「ジャポニズム」という、いわゆる日本ブームが始まったきっかけとなりました。 そしてそのジャポニズムは、ルイ・ヴィトン製品にも大きな影響を与えたのです。
ジャポニズム真っ只中に誕生した柄
ジャポニズム真っ只中の当時、ルイ・ヴィトンの2代目を継いだジョルジュ・ヴィトンは新作を発表したのです。
そこで生まれたものが、日本の家紋をモチーフにした「モノグラム」柄。
そして日本の市松模様をヒントにした「ダミエ」柄だったのです。今でも目にする機会の多い「ヴィトンの顔」的柄は、日本と非常にゆかりの深い柄だったのです。
この事から、当時のジャポニズムの影響力の強さがうかがえます。
世界中で評価されているブランドの柄には、こんな意外なストーリーが存在していました。
今日はそのあたり背景を中心にルイヴィトンのモノグラムを紹介します。
そもそもモノグラムって何なんでしょう??
モノグラム (monogram) とは、2つ(まれに3つ以上)の文字や書記素を組み合わせた記号(単に並べただけのものとは区別されます。外枠があるならそれに倣って変形していなければなりません)個人や団体の頭文字で作られ、ロゴタイプとして使われることが多いということです。こんな柄がモノグラムという名前だと思っていたのですが実際は違っていてLとVのマークがモノグラムというのですね!
けれど、もしかしたらルイヴィトンとしては、柄をモノグラムと定義しているのかもしれません!?
実は、フランスでは比較的早く日本の文化は認められていて、大体1856年頃がから始まっていると言われています。
1856年というと、ルイ・ビトン社が誕生して2年が経った頃です。
この頃はジャポネズリーと言われ、一部の人の間だけで盛り上がっていたようですが、1870年頃になるとジャポニズムと呼ばれ、万国博覧会の開催や、交通の便の普及により、その影響は多岐に広が入り、ゴッホなどの有名画家にも及んだようです。
さて、話は戻って、モノグラムなのですが、ダミエが誕生してもやはり偽物、コピー商品がなくならない事を危惧したルイヴィトン社は1896年に当時非常に斬新なデザインのモノグラム・ラインを発表しました。
そうです。モノグラムの誕生です。
このモノグラムは当時、万国博覧会で目にした日本の家紋に触発され、作られたと言われています。
当時、モノグラムは複雑なラインを職人さんが一点一点描き上げる手法を使っていたため、同じものを作るのは困難で、コピー商品の製造を激減させることに成功しました。
その後、モノグラムははパリでものすごい人気となり、大ベストセラーになりました。
これのできごとは、アトリエにとって更なる飛躍のきっかけとなったのです。こんな素敵なストーリーがあったようです。ルイヴィトン購入の際に参考になさって下さい。
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