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ブランド買取のコラム

正規品と並行輸入品の違いと選び方のポイント — 「本物」でも異なる流通と価値の考え方

正規品と並行輸入品の違いと選び方のポイント — 「本物」でも異なる流通と価値の考え方

ネットショッピングなどで、狙っていた海外ブランドのブランドアイテムを購入するとき、
「正規品」が◯◯万円で「並行輸入品」は、それよりも20%くらい安い……どちらを購入すれば良いのだろう。
このように「正規品」「並行輸入品」を比較して、迷ったことがある方は多いのではないでしょうか。
購入した商品が「本物」の海外ブランドの商品であることを前提として、「正規品」「並行輸入品」は価格や保証内容が異なることがあります。
その違いや特性を理解せずに商品を選ぶと思わぬトラブルが発生する可能性があります。

本コラムでは、ブランド(特に海外ブランド)が制作したブランドアイテムについて、その商品が本物であることを前提として、日本国内において、ブランドが想定している正規の販売ルートで流通しているブランド品を正規品・海外で合法的に販売されている商品を、第三者が独自に買い付けて日本に輸入したものを並行輸入品と呼称し、解説します。
また、両者の違いを法的・経済的な観点から整理し、安心して選ぶための判断ポイントを解説します。

目次
正規品と並行輸入品とは? — 基本をわかりやすく解説
並行輸入品の魅力とリスク — 消費者が考えるべきポイント
「並行差別」?ブランドが分けるアフターサービスの実情
並行輸入品のトラブルを防ぐために
よくある質問Q&A
まとめ

正規品と並行輸入品とは? — 基本をわかりやすく解説

法律的にも、並行輸入は一定の要件を満たせば商標権の侵害にあたらないとされています。特許庁の公式見解によれば、最高裁平成15年2月27日判決(フレッドペリー事件)で示された以下の3要件を満たす場合、「真正商品(本物)の並行輸入」として認められます[1]。

  1. 並行輸入商品に付された商標が、輸入元の外国における商標権者またはその商標権者から使用許諾を受けた者により適法に付されたものであること
  2. 輸入元の外国における商標権者と日本の商標権者とが同一人であるか、法律的もしくは経済的に同一人と同視し得るような関係にあることにより、並行輸入商品の商標が日本の登録商標と同一の出所を表示するものであること
  3. 並行輸入された商品と日本の商標権者が登録商標を付した商品とが、その登録商標の保証する品質において実質的差異がないと評価されること

これらの要件を満たせば、並行輸入品は法的にも正当な流通経路に乗った「真正品(本物)」のブランド品とされています。ただし、メーカーが直接関与しないため、品質管理や保証の範囲が異なることがあります。特にアフターサービスの対応はブランドごとに大きく差があり、この点が正規品との一番の違いです。

参考情報

  • 特許庁「Q2. 商標権にかかる並行輸入」によると、「これら全ての要件が満たされれば、並行輸入行為によっても商標の果たすべき機能は害されていませんから、「真正商品の並行輸入」にあたり、商標権の侵害にはあたりません」とされています。
  • 出典: 特許庁 - 商標権にかかる並行輸入

並行輸入品の魅力とリスク — 消費者が考えるべきポイント

並行輸入品の最大の魅力は「価格の手頃さ」と「品揃えの多様さ」です。中間マージンが少なく、海外セールや為替の影響を活かして仕入れられるため、消費者にとって手の届きやすい選択肢となります。さらに、日本未発売モデルや限定色など、希少なアイテムを入手できるケースもあるため、あるで、仕方なく並行輸入品をインターネットなどの手段で入手するケースがあります。

ただし、注意すべきリスクも存在します。代表的なのは「メーカー保証の対象外」になるケースがあることです。保証の対象外で、商品にトラブルが発生した際に、正規店での修理を断られる場合や、正規品であれば、無償対応であった初期不良などのトラブル時に、補償を受けられず有償対応になることもあります。また、流通経路が複雑なため、まれに偽造品が紛れ込むリスクもあります。

電化製品などには、海外仕様の商品は説明書や電圧、成分などが日本仕様と異なる場合があり、購入しても、思ったように使えなかったというようなトラブルもよく聞きます。

「並行差別」?ブランドが分けるアフターサービスの実情

腕時計や高級バッグの分野では、通称で「並行差別」というトラブルを聞くことがあります。これは、ブランド側が正規品と並行輸入品で修理料金や対応内容を意図的に分ける戦略などが原因で、並行輸入品の購入者が損をする事態になることを指します。
ブランドによっては並行輸入品の修理を受け付けない、あるいは料金を高く設定するなど、正規購入者への優遇を強めているケースがあります。

そういった並行輸入品に対しても、一部のブランドは正規・並行の区別なく同一条件でメンテナンスを行っており、消費者にとっては安心材料となります。このように並行輸入品に対しての対応はブランドによって大きく異なるため、「正規品」か、「並行輸入品」かで購入前にメンテナンス方針を確認しておくことが重要です。

並行輸入品でも優れた修理専門業者を活用することで、メンテナンスや維持管理は十分に可能です。民間のリペア専門店は技術力が高く、正規サービスより費用を抑えられる場合もあります。もし購入した商品に問題が発生した場合は、諦めずに専門業者を探すことをおすすめいたします。

ザ・ゴールドでは並行輸入品のブランド品の査定・買取も行っておりますので、もし並行輸入品の商品の処分をご検討であれば、ご連絡をお願いいたします。

並行輸入品のトラブルを防ぐために

並行輸入品を購入する際に最も重要なのは「信頼できる販売元」を選ぶことです。以下の点をチェックしてみましょう。

事業者情報の明確さ

特定商取引法に基づく表示(住所・電話番号・責任者名など)が明記されているか。消費者庁の特定商取引法ガイドによれば、通信販売を行う事業者は、事業者の氏名(名称)、住所、電話番号などを広告に表示することが義務付けられています[2]。

実績と評判

長年の営業実績や口コミ評価を確認。

問い合わせ対応

商品の質問に対して丁寧で専門的な回答が得られるか。

価格の妥当性

異常に安い価格設定には注意が必要です。

さらに、「日本流通自主管理協会(AACD)」加盟店であるかどうかも信頼性の目安になります。AACDは並行輸入品市場での「偽造品」や「不正商品」の流通防止と排除を目的として1998年4月に発足した民間団体で、加盟店は厳しい基準を満たしています[3]。公式ロゴの有無を確認するのも一つの手です。

また、商品カテゴリーやメーカーなどによっては、正規品と同様のサポートを受けることができるケースがあります。商品購入時にはインターネットなどで事前に確認することをおすすめいたします。

参考情報

  • 日本流通自主管理協会(AACD)は、並行輸入品市場での偽造品や不正商品の流通防止と排除を目的として1998年4月に発足した民間団体です。
  • 出典: AACD - AACDとは

よくある質問Q&A

Q1. 並行輸入品は偽物ではないのですか?

A. いいえ。正規ルートとは異なりますが、製造元が同じ「真正品(本物)」です。ただし、並行輸入品の流通ルートによってはごく稀に偽物の商品が混ざったというトラブルが発生する可能性があります。

Q2. 並行輸入品を修理に出せますか?

A. ブランドによって対応が異なります。修理拒否や有償対応となるケースもあるため、修理に持ち込む前に確認しましょう。

Q3. 並行輸入店の信頼度はどう見分ける?

A. AACD加盟や大手ECモール出店実績、販売会社の明確な事業情報を基準に判断すると良いでしょう。

Q4. 並行輸入品の買取はできますか?

A. 可能ですが、正規保証書の有無などが査定に影響する傾向があります。

まとめ

正規品と並行輸入品の違いは、「流通経路と保証範囲」にあります。どちらも本物ですが、安心を求めるなら正規品、価格や希少性を重視するなら並行輸入品という選択が考えられます。大切なのは、自分の価値観に合った判断をすることです。

複数の販売店や専門業者に相談して比較するのも良いでしょう。ザ・ゴールドでは、ブランド品の査定や真贋の相談も承っていますので、お気軽にお問い合わせください。

【免責事項】
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の商品の購入や売買を勧誘するものではありません。掲載内容の正確性を保証するものではなく、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。


参考文献

[1] 特許庁「Q2. 商標権にかかる並行輸入」https://www.jpo.go.jp/support/ipr/qanda/q02.html (2024年2月14日更新)

[2] 消費者庁「通信販売 - 特定商取引法ガイド」https://www.no-trouble.caa.go.jp/what/mailorder/

[3] 一般社団法人 日本流通自主管理協会「AACDとは」https://www.aacd.gr.jp/profile

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