
- 目次
- パパラチアサファイアとは
- パパラチアサファイアの特徴と価値を定める要因
- パパラチアサファイアの類似品と偽物について
- パパラチアサファイアの色彩を保つための保管のコツ
- パパラチアサファイアの買取でよくあるご質問
- このコラムのまとめ
パパラチアサファイアとは
パパラチアサファイア(Padparadscha Sapphire)は、サファイアの一種で、オレンジとピンクの中間の色を持ったものを指します。世界三大希少石(アレキサンドライト、パライバトルマリン、パパラチアサファイア)の一つとされる非常に珍しい宝石で、その蓮を連想させる鮮やかな色合いから主要な産地のスリランカのシンハラ語で「蓮の花」を意味する「パパラチア」に由来し、名付けられました。
パパラチアサファイアは、その希少性と美しさから「サファイアの王」とも称されます。産出量が非常に少なく、そのため市場では非常に高価な宝石とされています。
パパラチャサファイアとサファイアを分ける違いは「ピンクとオレンジの絶妙な色合い」で、色合いが適正であるかが価値を定める大きなポイントとなります。
また、パパラチアサファイアは、色の変化を示すこともあります。色変わりサファイアは、異なる光源下で異なる色を示す珍しい種類のサファイアです。例えば、自然光の下では青色、白熱灯の下では紫色に見えることがあります。
パパラチアサファイアの特徴と価値を定める要因
パパラチアサファイアの宝石は、色彩(色の濃さ)や透明度、カラット数、産出国などによって決まります。
カラー
オレンジとピンクの中間の色を持つ非常に希少なサファイアです。
色合いがピンクとオレンジに傾くとピンクサファイアやオレンジサファイアと分類されてしまうため色の判定は非常に厳格で、鑑別機関によって微妙な色合いの違いが認定に影響を与えることがあります。
この色合いが非常に限定的であるため、その希少性が価値を高めています。
クラリティ(透明度)
高品質の石は、目に見える大きな内包物がないか、非常に少ない内包物しかないことが理想とされます。内包物が多いと、石の美しさや価値が下がる可能性があります。
カラット数
パパラチャサファイアは、その希少性と高価値から、原石をできるだけ多く残すようにカットされます。一般的に、クッションカットやオーバルカット、ラウンドカットが多く見られます。大きなパパラチャサファイアは非常に希少であり、特に2カラット以上のものは非常に高く評価されます。
産地
主にスリランカ、マダガスカル、タンザニアなどで産出されます。特にスリランカは、パパラチアサファイアの伝統的な産地として知られていますが、近年ではマダガスカルも主要な産地となっています。
鑑別機関の評価
各国や鑑別機関によって、パパラチアサファイアと認定される色の範囲が異なる場合があります。統一された基準は存在せず、鑑別機関が発行する証明書が重要です。
加熱処理の有無
パパラチアサファイアには、色を強調するために加熱処理が施されることがあります。加熱処理が行われていない「非加熱」のものは特に高価です。
特にベリリウム拡散処理が行われたものは価値が低くなります。
誕生石と石言葉
パパラチアサファイアは9月の誕生石であり、「一途な愛」「運命的な恋」「信頼関係」といった石言葉が付けられています。これらの意味や効果を理解して身につけることで、日々の生活にさらなる輝きをもたらすとされています。
パパラチアサファイアの特徴一覧表
特徴 |
詳細 |
化学組成 |
コランダム(酸化アルミニウム、Al2O3) |
結晶系 |
三方晶系 |
モース硬度 |
9(ダイヤモンドに次ぐ硬さ) |
比重 |
4.00 |
屈折率 |
1.762~1.770(複屈折) |
色 |
ピンクとオレンジの中間色 |
耐久性 |
高い(硬度が9であるため、ダイヤモンドに次ぐ硬さを持つ) |
パパラチアサファイアの類似品と偽物について
パパラチアサファイアは、サファイアの一種のため、ピンクサファイアやオレンジサファイアなどをパパラチアサファイアとして販売されることが少なくありません。
これらは色合いが似ているため、混同されることがありますが、パパラチアサファイアと呼ばれるためには特定の色合いを持つ必要があります。
各国や鑑別機関によって、パパラチアサファイアと認定される色の範囲が異なる場合があるため、素人目に判断することは難しいと思われます。購入される場合は鑑別機関が発行する証明書があるものを選ぶことをお勧めいたします。
「ベリリウム拡散」などの処理により、ピンクサファイアをパパラチアサファイアのように見せかけることが可能です。高価なパパラチアサファイアを購入する際は、非加熱のものを選ぶと良いでしょう。
パパラチアサファイアの色彩を保つための保管のコツ
パパラチアサファイアの価値を保つためには、以下のポイントに注意することが重要です。
保管方法
パパラチアサファイアはモース硬度が9と非常に硬い宝石ですが、保管する際には、専用の箱や衝撃緩和剤を使用して丁寧に梱包し、損傷を防ぐことをお勧めします。
清掃方法
パパラチアサファイアは、科学的にも安定している宝石です。柔らかい布で優しく水分を拭き取ることで、汚れを取り除くことができます。
ただ、万が一特に汚れが目立つ場合は、専門家にクリーニングを依頼することをお勧めします。
環境条件
パパラチアサファイアを保管する際は、直射日光が当たらない場所を選びましょう。長時間の紫外線曝露は、色あせや劣化の原因となる可能性があります。
また、宝石の劣化や金属部分の酸化を防ぐため、過度な温度変化や高湿度の環境は避けましょう。
パパラチアサファイアの買取でよくあるご質問
Q. パパラチアサファイアの宝石があります。鑑定書や箱がなくても買取りできますか?
A. はい。鑑定書や箱がなくても買取可能です。 当店のGIA鑑定士、および鑑定士が直接指導をした店舗スタッフが、査定金額の根拠や現在の相場について、親切・丁寧・わかりやすくご説明いたします。
Q. 持っているパパラチアサファイアの価値を知りたいので、査定だけしていただくことは可能ですか?
A. はい。可能です。 ただし、お品物が本物か偽物かの鑑定は行っておりませんので、ご了承ください。
Q. パパラチアサファイアを売る時に必要なものはありますか?
A. すべての買取査定においての際は、下記のいずれかの公的機関が発行する証明書がご本人さま確認証として必要となります。
いずれのご本人さま確認証も有効期限内の原本に限ります。
・運転免許証
・運転経歴証明書
・マイナンバーカード
・特別永住者証明書
※「ご本人さま確認証」は「写し」をいただき、内容によっては補助書類が必要となる場合がございます。
Q. 傷や汚れがあるパパラチアサファイアは買取査定は可能ですか?
A. 買取査定は可能です。ただし、形・大きさ・状態・色合いによってはお値段をお付けできない場合もございます。
このコラムのまとめ
パパラチアサファイアは、オレンジとピンクの中間色を持つ非常に希少なサファイアです。「サファイアの王」とも呼ばれ、世界三大希少石の一つに数えられます。その名は、スリランカの言葉で「蓮の花」を意味します。
価値は主に色彩、透明度、カラット数、産地によって決まります。特に色彩は厳密に判断され、ピンクとオレンジの絶妙なバランスが求められます。主な産地はスリランカ、マダガスカル、タンザニアです。
購入時は、ピンクサファイアやオレンジサファイアとの混同に注意が必要です。また、「ベリリウム拡散」などの処理で偽物が作られることもあるため、鑑別書付きの購入が推奨されます。その希少性と美しさから、宝石愛好家に高く評価されています。




