帯と着物買取のザ・ゴールド函館店の豆大福です。
買取の経緯
インターネット検索で、出張買取のご依頼をいただきました。
買取のポイント
ご実家の整理と売却ということで、遠方から来て頂きました。
お母さまの遺品との事でした。趣味多彩で、お茶や踊り等をやられていたことから、
着物の数も驚くほど沢山ありましたが、その中から素敵なぜんまい紬の帯が目にとまり、
お買取りさせて頂きました。
ぜんまい紬とは
山菜として食用に用いるぜんまいの綿を紡いで織ったぜんまい紬は、山形の米沢などで織られています。ぜんまいの綿毛には、カビよけや虫よけ効果があると言われ、昔からクズの真綿と混ぜて糸を紡ぎ、織物に用いられてきました。
ぜんまいの綿は、保湿性や防水性にすぐれており、織り上げると丈夫な反物となります。
色があせると裏に返して仕立て直し、親、子、孫の世代まで着ることができると言われています。
ぜんまいは、山菜として乾燥させたものが販売されていますが、その時に処理する不要なものなので、綿自体はそれほど高価ではなく
国産のぜんまいの綿が使用されています。
山菜として採集され、その日のうちにていねいにワタを取り除いて食用として乾燥させますが、
綿はゴミを取り除いて、くしでとかして毛並みを整えて出荷するようです。
ぜんまい綿を紡いだ糸は、真綿を紡いだ糸とほとんど変わらない感触ですが、
ふんわりとした温もり感があるため、秋から冬に着る合わせの着物として用いるのが適しています。
四季折々の美しさがあり、それを表現し、素材と染にこだわった斬新な帯です。
最後に
ご自宅でご使用されていない、押入れに眠ったままになっているお品物はありませんか?
もしかしたらお宝が眠っているかも知れませんよ。
ザ・ゴールドでは出張買取もしております。お気軽にお問い合わせ下さい。