着物・ブランド・金・ダイヤ・ロレックス買取専門店「ザ・ゴールド」岡山中央店のたけです。
今回は、腕時計のインデックスなどに使われる、夜光塗料についてご紹介させて頂きます。
夜光塗料とは
暗所でも視認性を高めるため、インデックスや針に塗られている特殊な塗料です。大きく分けて、「蛍光塗料/蓄光塗料」と「自発光塗料」があります。
自発光塗料について
○トリチウム
1990年代の後半まで広く使われていた発光塗料です。
塗料自体が発光する性質を持ちます。
トリチウムには寿命があり、半減期は12年とされています。
通常、10年ほどで光らなくなってしまうという事ですね。
また、トリチウムは放射線を出すので使用量や取扱に規制があります。
腕時計に使用されている量は、人体に影響が無いごく微量とされています。
1999年頃から、次に紹介するルミノバへの移行に伴い、
腕時計の夜光塗料としてトリチウムを使用する事はほとんど無くなりました。
蛍光塗料/蓄光塗料について
○ルミノバ・スーパールミノバ
太陽光や照明器具などの明かりを吸収し蓄え暗所で長時間光を放つという特徴があります。
トリチウムと違い、寿命がなく半永久的に使用できます。
※経年劣化による、ヤケ等での半減、劣化は有り得ます
自発光塗料よりも発光時間が長く、より明るい上に放射性物質(放射能)を全く含んでいません。
○クロマライト
クロマライトはロレックスが独自に開発した発光塗料です。
発光時間がルミノバの約2倍で最長8時間、発光します。
また、ブルーに発光する点もルミノバとの違いになります。
2007年以降の一部のモデルに採用されています。
2008年に発表された、ディープシーRef.116660に採用され話題になりました。
最後に
以上が、時計に使われる夜光塗料についての豆知識でした。その名前の通り「夜に光る塗料」で、光エネルギーを吸収することで光ります。
購入してすぐの場合や、ずっと箱にしまったままの場合は、
腕時計に光が当たらず、発光を確認できないかもしれません。
そんな時は、明るい場所で、光を充分に当ててみてください。
皆さまのご参考になりましたら幸いです。
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