水に沈めて比重を測定する ―紀元前からの古典的手法
「金は重い」という特性を利用して、比重から金の純度を調べる方法があります。。
比重とは、水の重さを1としたときに、その物体の同一体積での重さを表した数値です。
水を1とすると、純金であるK24の比重は19.13~19.51(水の約20倍)
K18は14.84~16.12(水の約15倍)であることからしても
いかに金が重いのかわかっていただけると思います。
では、比重はどのようにして測定するのでしょうか?比重計という専用の機械を使えば比較的簡単なのですが、
比重計は10万円以上するため、ここでは数千円で買えるキッチンスケールを使った方法をご紹介します。
(0.1グラム単位で計れて、容器の重さを差し引ける「ゼロ機能」のついたものを使いましょう)
ここでは、K18と刻印された金製品を例に解説していきます。
調べ方
- まず、検査対象である金製品の重さを測定(この値をAと仮定)。
- 次に水の入った容器(軽めのものが良い)をスケールに乗せ、「ゼロ機能」で表示をゼロにする。
- 検査対象である金製品を水中に入れ、数値を測定(この値をBと仮定)。
水は1 cm3=1gなので、Bの数値=金製品の体積となります。 - B÷A=検査対象の比重(この値をCと仮定)。
K18の比重は14.84~16.12なので、Cの値がその範囲内であれば、刻印通りK18である可能性が高いということになります
この方法で注意すべきなのは、3.のときに、測定対象である金製品が完全に水中に浸り、なおかつ浮いた状態にすることです。
水面から出てもいけませんし容器底面や側面についてもいけません。そのためには、リングなら針金で吊る、
ネックレスなら網状の仕掛けを用意する、といった工夫が必要になります。その場合は、水の入った容器だけでなく
仕掛けもセットした状態でゼロ表示にしてくださいとの事。
-・-・-・-・-・-
貴金属・ダイヤモンド・時計・ブランド品買取り専門店ザ・ゴールド東岡山店
〒703-8222-岡山県岡山市中区下252-2
TEL/FAX:086-201-7718
〔営業時間〕10:00~18:00/年中無休(年末年始除く)
東岡山店トップページ