こんにちは! ザ・ゴールド丸亀店の温泉小僧♨です。
今回はアンティークの中でも珍しい時計についてご紹介します。
それはこちらの「音叉時計」です。
この時計は従来のテンプでタイミングをとる機械式時計と違い、
音叉の振幅運動によって歯車を動かす「音叉時計」なんです!
音叉は電圧をかけると一定の振動を発します。
内部に組み込まれた電磁石と永久磁石の 反発力で音叉を振動させ、
その振幅運動で歯車を回転させて時計の針を動かしています。
機械式時計のテンプの振動が1秒間に6~10振動なのに対し、
音叉時計は300振動(300Hz)です。
一般的にこの振動数が高いほど精度が高いと言われており、
中には700Hzの高精度を備えたムーブメントも存在します。
1960年代にブローバ社によって開発されたこのムーブメントは
オメガ、シチズンなど多くのメーカーが生産を始めましたが、
1969年、セイコーのクォーツ発表(クォーツショック)によって
70年代には姿を消していきました。
秒針の動きも流れるようなスィープ運針で、
時計を耳に当てると音叉が鳴っている「キーン」という音が聞こえてきます。
シンプルかつレトロな風合いが時代を感じさせます。
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