帯と着物のザ・ゴールド上越店の大吉です。
本日は、『オメガ・コーアクシャル』のお話です。
コーアクシャル機構とは、オメガにしか採用されていない画期的なムーブメントのことです。
コーアクシャル機構の最大の特徴は、「摩耗が少なく壊れにくい」という点です。
通常機械式時計は3年~5年に一度オーバーホール(分解掃除)をしなくてはいけません。 これは時計を使用し続けることにより、油が切れてパーツが摩耗していってしまうからです。 油が切れたまま使い続けると、次第に精度が狂い、最終的に時計は壊れてしまいます。 しかし、オメガのコーアクシャルムーブメントはパーツの摩耗を最小限に抑える設計が施されており、 他社のムーブメントよりも遥かに壊れにくいムーブメントに仕上がっています。
コーアクシャルムーブメントの推奨オーバーホール間隔は8年~10年。一度のオーバーホールで通常の2倍も長持ちするのです。
コーアクシャル機構自体は、1974年にジョージ・ダニエルズ氏によって生み出されたものであり、 オメガが発明した技術というわけではありません。 しかし、これを採用しているのがオメガだけで、オメガだけがコーアクシャル機構の量産を可能としています。
初代コーアクシャル搭載モデルがオメガから登場したのは1995年。 現在では改良を重ね第三世代のコーアクシャル機構ができています。 これからもオメガ特有の機構として製造が続けられていくのではないでしょうか。
また、最近では『マスターコーアクシャル』が登場しています。 コーアクシャルとマスターコーアクシャルの違いは耐磁性能にあります。 1000ガウスの耐磁性能をもつコーアクシャルに対し、マスターコーアクシャルの耐磁性能はなんと15000ガウス。 およそ15倍の耐磁性能を誇ります。 現代社会は携帯電話などの電化製品に囲まれて生活している状況のなかで、 当然ながら腕時計をつけて日常生活を送る上で不安となる「磁器帯び」を解消することができるのです。
オーバーホール代が半分に抑えられ、しかもコーアクシャル機構搭載モデル自体も30万円代から購入することができます。 ハイスペックでありながらも実にリーズナブルであることも魅力的な時計なのです。