帯と着物のザ・ゴールド穂高店のcocoaです。
本日はエルメスのオレンジカラーにまつわるお話しを致します。
エルメスは1837年、パリで馬具工房を創業したのが始まりです。
当時は皇帝御用達の高級馬具工房でしたが、自動車の普及により時代は変わって行きました。
2代目社長のシャルル・エミール・エルメスはその流れを読み、
本格的なバッグ作りの製造と販売に取り掛かり、エルメス初のバッグ「サック・オータクロア」を発表、
更には時計や香水、装飾品なども手掛けるようになりました。
さて、エルメスといえば誰もが思い浮かべるのはオレンジ
エルメスを象徴するともいえるオレンジボックスは、かつては薄いベージュでした。
なぜベージュからオレンジに変わったのでしょう・・・?
第二次世界大戦中、物資不足で包装紙の調達ができなくなり、ベージュの包装紙が手に入りませんでした。
そこでたまたまお店に残っていたオレンジ色の包装紙を使用したのです。
当時はしかたなく使用したオレンジ色の包装紙ですが、それがなんと高い評価を集め
戦争が終わって元のベージュに戻そうとしたところ、オレンジ色のほうが良いという声が多かったため、
そのままオレンジ色の包装紙を継続させ、正式にオレンジ色が採用されたというわけです。
これが今のオレンジボックスに繋がっています。
また、オレンジボックスのほかに、注目されているのがエルメスのリボンです!
贈答用のリボンやクリスマス用のリボン等々...
エルメス創業150周年の年、1987年から年間テーマが設定されるようになり、
贈答用のエルメスリボンには毎年の年号やテーマが書き込まれます。
特にクリスマスには特別なリボンも存在し、リボンを集めている方も多いのです。
そのテーマをモチーフとしたカデナが発売されたり、スカーフのデザインにも取り入れられています。
カデナは手ごろで小さく、購入しやすいことからファンも多く、毎年購入される方もいるそうです。
そして、エルメスの歴史には様々なセレブが登場します
女優グレース・ケリーが「サック・ア・クロア」で妊娠中のお腹を隠した事から
その後「サック・ア・クロア」は「ケリー」と名づけられたというのは有名な話です。
また、イギリスの女性歌手ジェーン・バーキンのバッグに詰め込まれた荷物の多さを見て
当時の社長のジャン・ルイ・デュマ・エルメスが丈夫で大容量のバッグを作りました。
それが「バーキン」です。
エルメスには数多くのセレブが関わっているのですね!
高級たる所以のひとつでしょうか・・・(o˘◡˘o)
画像のカデナは、ザ・ゴールドのショッピングサイトにて販売しております。
このほか多数のお品物をご紹介しておりますので、是非ご覧ください。
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