本日は、ゼニスのエルプリメロについてお話したいと思います。
1969年ゼニスが世界初の自動巻きクロノグラフムーブメント「エルプリメロ」を発表しました。
この「エルプリメロ」の凄いところは40年あまり経った今も、基本設計は変わらずに、1/10秒単位の計測が可能な、量産型クロノグラフとしては世界で最も精度が高いのです。
まさに伝説のキャリバーと言っても良いですね!
この伝説のキャリバーの精度はいずれも、
毎時36000回の振動(1秒間に針が10回刻む、10ビート)
というハイビートでありながら50時間を超えるパワーリザーブを備えていることから
他の時計(多くの時計は288000振動、1秒間に針が8回刻む、8ビート)と比較しても
ハイビートと言えるでしょう。
※50時間パワーリザーブ・・・
主ゼンマイを完全に巻き上げた状態で50時間動き続けるパワーがあるということ。
10ビートだと何がいいの?
ビートと言うのは、簡単に説明すると、早ければ早く回転しているほど安定した精度をだしやすいのです。
8ビートよりも10ビートの方が精度があり、ビートというのはその値を表しているわけですね。
しかし、ハイビートほど歯車の摩耗も早く、パワーリザーブも短くなってしまいます。
一般的な時計のパワーリザーブは40時間から50時間なので、「エルプリメロ」は10ビートという高い精度
がありながら、標準的なパワーリザーブにすることができたという、とても優れた時計なわけですね!
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