こんにちは(^_^)ＲＥＮ子です。
今回は時計のパーツの素材シリコンについてお話しします。
近年、シリコン製のパーツが増えてきている時計。
２００１年にユリス・ナルダンが、
脱進機・ガンギ車・ヒゲゼンマイを採用したのがはじまりと言われています。
シリコン製の大きなメリットは３つ。
非磁性素材であること、硬くて軽量であること、面が平滑であること。
非磁性素材（磁気を帯びない性質）なので、
耐磁性能を持たせるためにインナーケースで保護せずに使用できるので、
ケースの厚みが軽減されるそうです。
金属よりも軽量な素材で、硬度もしっかりあるので、
脱進機の誤差が軽減され、精度も改良されるそうです。
面が平滑ということは、接触した際に生じる摩擦が抑えられるので、
駆動効率が理論上良くなるそうです。
更に、面が平滑だとガンギ車への注油の必要がなくなるそうで、
メンテナンス性の向上にも繋がるようです。
シリコン製のパーツはたくさんのメリットがあるので、
採用するメーカーさんも増えそうですね。
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