着物のコラム

着物の買取相場完全ガイド 高く売るコツも徹底解説


目次
種類別に見た着物の買取相場
種類別に見た帯の買取相場
ブランド着物(伝統工芸品・有名作家)の買取相場
高額査定となる着物の条件
着物を買取相場よりも高く売るコツ
着物を高額で売る為の買取業者の選び方
着物の高額買取ならザ・ゴールドへ
まとめ

種類別に見た着物の買取相場

毎シーズンの衣替えやジメジメする梅雨のシーズンが近づくと、着物の管理や片付けについて考え始める方も多いのではないでしょうか?
「自宅でとりあえず保管しているけど、もう着る機会がない」
「押入れにしまったままにしてしまい、カビが生えてしまった」
といったお悩みも多く聞きます。着物も経年劣化してしまうため、劣化で価値が下がってしまう前に、着なくなった着物は、買取りを検討してみてはいかがでしょうか。意外な着物に値段が付くかもしれません。

今回の記事では、着物や帯の買取相場を種類別にご紹介いたします。
実際の買取価格は、着物の状態や丈の長さ、作家や産地などにより変動しますが、買取りを依頼する前に、自分の持っている着物の相場が、今どのくらいなのかを目安として知っておくと良いと思います。

種類 買取相場 着物画像
訪問着 ~800,000円 訪問着
加賀友禅 ~180,000円 加賀友禅
京友禅 ~300,000円 京友禅
記載外の友禅 ~200,000円 友禅
振袖 ~300,000円 振袖
小紋 ~100,000円 小紋
付け下げ ~80,000円 付け下げ
黒留袖 ~50,000円 黒留袖
色留袖 ~70,000円 色留袖
色無地 ~25,000円 色無地

※上記買取相場はあくまで一例のため、お買取金額は状態等により異なる場合がございます。
※上記は実際のお買取金額を保証するものではありません。

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訪問着の買取相場(~800,000円)

訪問着

「着物を着る」ということが、若い世代の方々からも再び脚光を浴びつつある現在、
未婚・既婚に関わらず、またカジュアルシーンやフォーマルシーンのどちらでも着用できる訪問着の需要が高まってきていることはご存知でしょうか?

訪問着の買取相場は、生地や文様、年代、保存状態などにより、幅がありますが、数万円〜数十万円の買取金額になる着物もあります。とくに、有名作家や伝統的な染、紬などでつくられた着物の場合は、その品質を証明する証紙と一緒に買取査定を依頼することで、査定金額が異なってくる場合があります。

着物の中でもデザイン性に富む訪問着は、なかなか自分では、本来の着物の価値がわかりにくいものです。たとえダメージの大きい着物の場合でも、ハギレとして再利用できたり、リサイクル着物として重宝されたりするということもあります。
「何十年も箪笥にしまい込んでしまったので、生地にシミやヤケがあるから」
「古い着物だし、手入れもしていなかったから」
と始めから諦めて処分してしまうのではなく、ぜひ一度、買取店の利用を検討してみてはいかがでしょうか?

振袖の買取相場(~300,000円)

振袖

おそらく多くの女性が、成人式や卒業式などの機会に、一度は袖を通した経験のある振袖。未婚女性の礼装として、成人式や結婚式などのフォーマルなシーンで見かける華やかな着物ですが、小振袖(二尺袖)や中振袖、大振袖(本振袖)と大きく分けて3種類あることをご存知でしょうか?

ご家庭で眠ったままになっている振袖は、成人式で着用した中振袖や袴と合わせて着られることの多い小振袖が多いのではないかと思います。
着物の中でも、振袖は第一礼装として高価な生地や織りでつくられていることが多いため、買取相場・買取価格が高くなる傾向にあります。一方で、振袖は、その時代に流行しているデザインの影響を最も強く受けやすいと言われているため、買取相場に幅があります。

振袖は、着物とのコーディネートが可能となる襦袢(じゅばん)、帯、帯締め、帯揚げなどを合わせて買取査定依頼をすると買取価格がアップすることがあります。有名作家の「一点もの」のような貴重な振袖の場合は、買取価格が数十万円となることも珍しくありません。作家の証紙があるものや特に状態が良いものは、お誂え時に付属していたものと一緒に買取査定を依頼してみてください。

留袖の買取相場(~50,000円)

留袖

和装における「最上級の礼装」として知られている留袖は、振袖の袖を短くして留めた袖を持つ着物を指します。また、元々の生地の上質さなどから、買取相場価格が高い着物のひとつと言えます。
留袖は、保存状態の良いもの、有名作家が手がけた作品、丈や裄丈が長いなどの場合は、現代でも需要が見込まれるため、買取相場は数万円となることが多いです。

京友禅や加賀友禅などの技法が使われており、保存状態の良いものについては、数十万円の買取価格となることもあります。留袖の中には、黒地に紋が入っている黒留袖と、比較的カラフルな地色に紋が入っている色留袖がありますが、普段から着物に馴染みがないという方は、色留袖と色無地や訪問着など混同している方もいるようです。

色留袖は、「第一級の礼装」とも呼ばれるきちんとした装いのシーンで着用するため、紋の数によっては黒留袖と同様の格式を持つ着物もあります。一般的に色留袖を見分ける方法としては、上半身が無地となっていて裾の方のみに柄が入っていることがあげられますが、ご自身で判断しかねるという場合は、ぜひ経験豊富な買取店で査定をしてもらうことをお勧めします。

種類別に見た帯の買取相場

“帯は着物の付属品”というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、数万円~数百万円もの値段で仕立てる帯もあり、着物の装いを演出する上で重要なものです。
「着物と一緒に帯も買取りできるの?」
「買取りできない種類の帯はある?」
「自分の帯がどのくらいの価値があるのか知りたい」
といった疑問をお持ちの方へ、帯の種類別の買取相場をご紹介いたします。
大切に保管してきた帯を、適正価格で買取してもらうためにも、予め情報を得ておくことは大切です。これから帯の買取査定を検討される方も、ぜひ、参考にしてみてください。

種類 買取相場 着物画像
名古屋帯 ~250,000円 訪問着
袋帯 ~200,000円 袋帯
丸帯 ~50,000円 丸帯
半幅帯 ~20,000円 半幅帯
角帯 ~40,000円 角帯
和装小物 ~12,000円 和装小物

※上記買取相場はあくまで一例のため、お買取金額は状態等により異なる場合がございます。
※上記は実際のお買取金額を保証するものではありません。

上記以外にも詳しく紹介しておりますので、こちらのコラムも併せてご覧ください。

帯の買取依頼をする前に知っておきたいこと
龍村美術織物の帯や着物の特徴と買取相場について

ブランド着物(伝統工芸品・有名作家)の買取相場

着物は、日本が誇る伝統文化として世界中でも高く評価されているため、その古い歴史に比例して数多くの着物作家が存在し、紬や友禅などの様々な染物や織物の技法が使われています。

有名作家の作品や伝統工芸品の着物は今でも高く評価され、思わぬ高値がつく場合もあります。もう着ることもなく、ただ箪笥にしまったままでは、着物が劣化してしまい、価値も下がってしまいますので、買取りを検討されている方は、一度、着物買取店に買取査定を依頼することをお勧めします。
また、これらの着物や帯の査定には、着物の専門知識や豊富な買取査定経験が必要になるため、適正価格で買取してもらうためにも、買取査定を依頼する前にだいたいの相場を把握しておきましょう。

種類 買取相場 着物画像
大島紬 ~550,000円 大島紬
黄八丈 ~250,000円 黄八丈
芭蕉布 ~250,000円 芭蕉布
久留米絣 ~130,000円 久留米絣
結城紬 ~150,000円 結城紬
久米島紬 ~80,000円 久米島紬
小千谷縮 ~30,000円 小千谷縮
牛首紬 ~35,000円 牛首紬

※上記買取相場はあくまで一例のため、お買取金額は状態等により異なる場合がございます。
※上記は実際のお買取金額を保証するものではありません。

上記以外にも詳しく紹介しておりますので、こちらのコラムも併せてご覧ください。

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高額査定となる着物の条件

大切にしてきた着物や帯を買取してもらうなら、なるべく高く買取って欲しいものですよね。ここでは、高額買取に結びつけるためのポイントをいくつか紹介いたします。

新品・未使用品のもの

着物や帯以外にも言えることですが、中古品よりも新品・未使用の方がやはり需要が高いため、使用感の無い、未使用の新品やシミ汚れのない商品は高額査定となる傾向にあります。
また、“未使用品”という証明にもなる「仕付け糸」がついたままが好ましいです。

買取した着物は、状態の悪い着物、劣化した着物でない限り、次の方が着用するために販売されるため、綺麗な状態の方が買取査定価格が高くなります。

天然素材のもの

着物には、絹、木綿、麻、ウール、化繊などの生地が使われています。
その中でも、絹糸で織られた絹の着物が最高級の生地素材で、振袖や留袖などの格が高い着物や伝統工芸品の着物には、絹が使われることが多いです。絹のほか、麻や綿などの天然素材は、資源に限りがあるため高額査定となる傾向にあります。
一方、ウールで作られた着物や化繊着物は、大量生産が可能で安価で仕立てられるため、買取査定では、値が付かない場合が多くなります。

有名な作家・産地

着物の産地や作り手によっても買取査定金額は変わります。作家の中でも、羽田登喜男や、森口邦彦、北村武資など、重要無形文化財の保持者である「人間国宝」の作品は、高額査定となる傾向にあります。作家が仕立てた証である「落款」があることで、作者や制作工房を示すことができます。
また、大島紬の発祥地と知られる鹿児島県の奄美大島をはじめ、結城紬(茨城県・栃木県)、久留米絣・博多織(福岡県)、牛首紬(石川県)などの有名産地の着物も高額査定となる傾向にあります。伝統工芸品や産地物につけられる「証紙」は、ブランド着物であることの証明になりますので、購入時に付いてきた証紙は必ずとっておくようにしましょう。

着物を買取相場よりも高く売るコツ

一般的に知られている買取相場より、少しでも着物を高く売るコツについて、いくつかご紹介いたします。

クリーニングは控える

専門業者に着物のクリーニングを依頼した場合でも、古いシミや汗、変色はどうしても落ちない場合があります。また、着物の種類によっては、色落ちする、ひび割れする、絞りが潰れる、金箔模様が剥がれる、刺繍の形が崩れる、糸が切れるなど、いくつかのデメリットもあります。もし着物を洗いたい場合は、自己判断せず、まずは着物に詳しい専門のクリーニング業者に相談して、着物や帯の状態を見て適切な方法でクリーニングする事をお勧めします。

付属品もまとめて査定依頼する

着物には、基本的に帯や小物など着用時に必要な物がたくさんあり、それらが揃っていると買取査定金額が高くなる傾向にあります。着物1点あれば、他の小物を変えるだけで、着ていく場所や雰囲気が変えられます。着物に合わせた帯や小物をセレクトして購入される方が多いので、手離す時も一式揃っているものは、なるべく同時に買取査定依頼をするようにしましょう。

証紙を提示する

証紙とは、着物を購入した際に付いてくる付属品で、その着物の産地や価値、品質を証明するものです。有名作家や有名産地の着物は高額査定が期待できますが、落款や証紙がないとその証明ができず、価値が認められないものもあるため、証紙等がある場合は、捨てずにとっておくことが重要です。
万が一、捨ててしまった場合でも、着物の専門査定士ならお品物の価値を判断することができるため、大切な着物は、着物買取店に買取依頼することをお勧めします。

着物の専門買取店に依頼する

着物の買取りは、リサイクルショップや質屋やネットオークション、フリマアプリなど様々な方法がありますが、着物は、作家や保存状態、市場の流行によって相場が変動するため、同じ着物でも買取するお店によって買取査定金額が異なります。また、作品としての価値がある作家物や産地物は、着物の専門知識がないと正しく判断することができません。ザ・ゴールドでは、経験豊富な査定士が一点一点、丁寧に説明しながら査定させていただきますので、どのような着物をお持ちの方でもご満足いただける査定をいたします。ぜひ、お気軽にお問い合せください。

着物を高額で売る為の買取業者の選び方

大切な着物をなるべく高い金額で買取してもらうためには、買取査定を依頼する買取店選びも重要です。これから着物や帯の買取を検討される方にも、買取店に問い合わせする際に参考にしていただければ幸いです。

①一点ずつ査定してくれるか

当日、査定士が、着物を一点ずつ査定してくれるかどうかを確認しましょう。買取店の中には、複数点をまとめて査定して、まとめて金額を提示してくることがあります。その場合、その中の数点だけを買取してもらうことはできませんし、後日クーリングオフをする時も、希望の商品だけを返してもらうこともできません。そのため、一点ずつ丁寧に査定してくれる買取店を選ぶようにしましょう。

②査定、見積りのみでも可能か

まだ着物を買取りするか検討中の場合は、見積りのみの場合でも快く対応してくれるかを、電話で問い合わせをしてみましょう。電話オペレーターによる最初の対応は、お店や会社の性質が現れやすい部分です。電話オペレーターの対応がその後のすべてを物語るともいえます。

③買取方法が選べるか

売りたい物を直接店舗に持って行き、買取してもらう店頭買取、自宅に査定士が来て査定してもらう出張買取、売りたい物を発送して査定してもらう宅配買取の3つが代表的な買取方法です買取査定を依頼する際は、自分に合う買取方法が選べる買取店を選びましょう。

④手数料など費用負担がかかるか

査定士が自宅に来る際の出張料、査定料、買取を断った際のキャンセル料など、買取を依頼する際には、どのような手数料がかかるのか、事前に確認するようにしましょう。買取店の中には、遠方地域は出張料が発生する、当日キャンセルの場合はキャンセル料が発生するという場合もありますので、費用負担がなく、柔軟に対応してくれる買取店がお勧めです。

⑤クーリングオフ制度があるか

着物の買取成立後に、「やっぱり手元に残しておきたい」「やっぱり知人に譲ることになった」などの場合、買取後のお品物でも一定期間内であれば契約を解除して返品を請求できる「クーリングオフ制度」があります。この制度の利用説明をしてくれ、なおかつ、しっかり対応してくれる買取店を選ぶようにしましょう。

⑥相談窓口があるか

実家に査定品がある場合、空き家の場合、遺品査定の場合など、イレギュラーなケースについて、相談できる窓口がある買取店を選びましょう。メールでのやり取りしかできない買取店もありますので、急ぎでもすぐに連絡が取れる、電話窓口がある買取店がお勧めです。

着物の高額買取ならザ・ゴールドへ

ザ・ゴールドは、全国に70店以上の直営店と都市部には出張買取の専門拠点があり、店頭買取・出張買取・宅配買取のすべての買取方法に対応しております。また、店頭買取・出張買取において、女性査定士も多数在籍しているため、女性やシニアのお客さまにも安心してご利用いただいております。

着物買取に関しては、お品物を一点一点を確認して、買取価格の根拠を分かりやすい言葉で丁寧にご説明いたします。また、万が一、シミ・汚れなどが多く、お買取金額が付かなかった着物があった場合は、ご成約品と同時に無償でお引取りさせていただくサービスもございます。お引取りさせていただいた着物は、ザ・ゴールドのCSR活動の一環として、ボランティア団体さまに寄付・利用させていただきます。

ザ・ゴールドの着物買取は、出張料・査定料・キャンセル料など全て無料、査定やお見積りのみでも大歓迎です。ぜひ、お気軽にご利用ください。

ザ・ゴールドの買取方法

まとめ

現代人である私たちにとって、ある意味で「特別」とも言える着物には、家族の思い出や人生の1ページが詰まっているという方も多いのではないでしょうか。
結婚式や成人式などのシーンでお馴染みの振袖、フォーマルなシーンで欠かせない留袖などは、心に色濃く残っている思い出との関わりも強いと思います。大切にしてきた着物だからこそ、信頼できる買取店を探したいものです。

納得のいく査定・買取りをすすめるため、今回紹介した買取相場や高額査定となる条件、買取業者の選び方など、ぜひ参考にしていただければと思います。

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