着物のコラム

羽田登喜男(はたときお)の着物と買取相場について

着物は日本が誇る伝統文化として世界中でも高く評価されているため、その古い歴史に比例して数多くの着物作家が存在します。その着物作家の中でも羽田登喜男(はたときお)は、独自の技法を用いて制作を行ってきた作家で、人間国宝としても認められています。
ご自宅の箪笥に眠っている羽田登喜男の着物をお持ちの方は、ぜひ一度、査定依頼をしてみてはいかがでしょうか。
この記事では、羽田登喜男の着物の特徴や買取相場などを紹介いたします。

目次
羽田登喜男の独自の技法と作風
羽田登喜男の着物の買取相場
羽田登喜男の着物を高値で売却する方法
まとめ

羽田登喜男の独自の技法と作風

羽田登喜男は、石川県金沢市出身の着物作家です。羽田登喜男を知る上で欠かせないのが、日本三大友禅です。友禅は染めの着物の中でも代表格と言えるもので、江戸時代の元禄期に誕生し、そこから様々な技法、種類に発展してきました。

数ある友禅の中でも日本三大友禅に属するものは特に魅力ある着物として人気を集めています。日本三大友禅とは、「加賀友禅」、「京友禅」、「東京友禅(江戸友禅)」の3つのことを総称したもので、それぞれに異なる魅力を持っています。

1911年生まれの羽田登喜男は、地元石川県金沢市で14歳の頃から加賀友禅を学び、その後、20歳の時に京都に住まいを移して京友禅を学びました。この加賀友禅と京友禅の2つの技法を独自の感覚で融合した作品を創出してきました。
三大友禅のうち2つ友禅の技法を取り入れて作り出された作品は、羽田登喜男にしか表現することができない独特の作風となっています。
自然を愛する羽田登喜男のデザインには花鳥風月をモチーフとしたものが多く、自然界に見られる野花の美しさを京友禅の特徴でもある鮮やかで豪華なデザインで表現しています。

また、頻繁に取り入れられる模様に鴛鴦(オシドリ)模様がありますが、加賀友禅と京友禅、両方の技術が取り入れられた写実的なデザインは個性あふれる魅力があります。

羽田登喜男の着物の買取相場

羽田登喜男の着物の買取相場は、一般的に数万円~数十万円になることが多く、他の作家の作品よりも高値で取引されています。着物の査定金額は、中古の場合は元値の1〜10%程度が一般的ですが、羽田登喜男のような有名作家の場合は、その希少価値も含めて、高い価値が付けられることがあります。

羽田登喜男が重要無形文化財として指定されるまでの歴史や代表作品をご紹介しますので、ぜひ査定依頼する際の参考にしてみてください。

羽田登喜男の受賞歴とダイアナ妃

羽田登喜男は日本三大友禅のうち2つの友禅である加賀友禅、京友禅の両方を若くして学び、それらを独自の感性で融合させた作品を生み出してきた作家です。イギリス王室のダイアナ妃が初めて来日した際には、羽田登喜男が京都府民代表として制作した振袖が贈られました。また、これまでの受賞経歴も豊富で、重要無形文化財以外にも日本伝統工芸展の最高賞、京都府文化賞特別功労賞など、数々の賞を通してその価値が認められています。

羽田登喜男の代表作品

羽田登喜男の代表作品には、先ほども触れた鴛鴦模様が第一に挙げられます。写実的なモチーフや構図は加賀友禅の技法を受け継ぎ、それを更に生かすために白揚げや金砂子などと呼ばれる加賀友禅の技法が加えられることで、独自の作品として生み出されました。そして、ダイアナ妃に贈られた振袖は「瑞祥鶴浴文様」(ずいしょうかくよくもんよう)と名付けられ、鮮やかなオレンジ色をベースに、模様には大胆な松と鶴が用いられているのが印象的です。その他にも晩年にいたるまで数々の素晴らしい作品が発表され、国内外の展覧会で注目を集めました。

羽田登喜男の着物を高値で売却する方法

中古着物を査定する際、金額に影響を与える点はいくつかありますが、着物の状態の良さは基本事項となります。状態が良ければ良いほど価値が高まるため、日ごろのお手入れが大切になります。
有名作家で、重要無形文化財に指定されている羽田登喜男の着物は、全体的に高値で取引される傾向にありますが、その中でも特に価値が高いとされている着物が羽田登喜男の代名詞ともなっている鴛鴦柄の着物です。他にも人気の柄や種類がありますので、このような情報を多数所持しており、またその人気の着物を売却する多くの販路を持っている着物の買取専門店に着物を売却することが、高値で売却する一番の秘訣となります。有名作家の作品の場合は特に一般的なリサイクルショップや質屋、インターネットのみで展開している無店舗型の買取サービスでは、その価値を見極めきれない場合がありますので、まずは着物の買取専門店に査定依頼することをお勧めします。専門的な視点で価値を見極めることが、より高い価値をつけることに繋がります。

まとめ

羽田登喜男は、加賀友禅と京友禅を見事に融合し、独自の感性で魅力ある作品を生み出してきた有名着物作家です。
その色彩や用いられている技法は人間国宝としても認められており、晩年にいたるまで数々の素晴らしい作品が発表され、国内外の展覧会で注目を集めました。
これほどの功績を持つ羽田登喜男の着物ですから、中古の市場でも高値で取引されています。ご自宅の箪笥に眠っている羽田登喜男の着物をお持ちの方は、ぜひ一度、査定依頼をしてみてはいかがでしょうか。

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